KONDOです。
今回は「プロテイン」について。
群雄割拠、世はプロテイン戦国時代ですね。
色々あってどれ選べばいいか分かんないですよね。
プロテインって何?
製法によって精度は異なりますけども
たんぱく質以外の余分な物質を極力取り除いた
粉末にされたものになります。
すごく平たく端的に言うとタンパク質パウダーです。
ゆえにプロテインを飲んだからと言って
太ったり痩せたり筋肥大したりは起こりません。
太る痩せるは最早1日のカロリー量に起因します。
プロテインを日常生活に加えることで
オーバーカロリーになっていた場合は太りますが
プロテイン自体が太らせるという事はありません。
平均的に1杯あたりのカロリーは120kcal前後。
カロリーだけ見ても分かる通りかなり低いです。
プロテイン飲むと太るとかムキムキになるとか
これはありえない話だからな。
寧ろ超低カロリーだし薬じゃないんだし。
その点は強調しておきたい点ですね。
最近ではプロテインが浸透してきましたので
そういったレベルの低い嘘が
罷り通らなくなりましたけど未だ
そう思っている人も多いので・・・。
原材料的な違い
プロテインには原材料の違いがあります。
主に以下のものが挙げられます。
- ミルク(牛乳)
- ソイ(大豆)
- ビーフ(牛肉)
- エッグ(卵白)
- ピー(エンドウ豆)
それぞれタンパク質含有率や
アミノ酸スコア、吸収速度等違いがあります。
故に目的・目標に応じて摂取すべき
プロテインを選択必要がありますが
基本的にミルクが原材料のホエイプロテインが
数多くの研究が成され一般的な物になります。
市場的にはホエイかソイの2択って感じですが
乳糖不耐症やミルク嫌いな人以外は
ホエイ一択って感じです。
ホエイとソイは主に吸収速度が違い
ソイの方が吸収速度が遅いので
腹持ちが良いという表現に変わるため
ダイエット向きって言われているだけで
ダイエットを促進させる作用は無い
ということは強調しておきましょう。
たまには良いこと言うねw
大豆イソフラボンの観点から
ソイは女性向きとか言われますが
大きな誤りで、精製されている段階で
大豆イソフラボンの効果云々は
全く期待できない事も強調しておきます。
そもそも大豆イソフラボンによる
女性ホルモンに似た~の作用も
正確には誤りです。
精製方法的な違い
薬局やスポーツ用品店・オンラインで販売されている
ホエイプロテインは主に「WPC」「WPI」の2つです。
これはミルクから所謂タンパク質パウダーと変貌を遂げる
濾過過程の製法の違いです。
WPIの方が精製度が高くよりタンパク質量が多くなり
WPCに比べて糖質や脂質が除かれています。
故に乳糖不耐症の人でもWPIでしたら
飲める可能性が高いです。(無理は禁物)
WPCとWPIの製法によって違う点はそれだけで
それによって吸収率が若干早まっている感じを
イメージして頂けたらそれでOKです。
ただWPIの方がその分値段が高く1000円ほど
高いことが一般的ですね。
どれだけ数値的に違うんだ?
糖質的には多くて3.5gくらい
変わってきますかね。
脂質はそもそも低いので、
その程度の変化です。
体感は分からないと思いますよ。
粉末がさらさらしてるな~くらいです。
体感的に何か違うんか?
どちらも飲んだことあるけれど
特に個人的には変わらなかったかな。
WPIのが溶けが良いようには感じたかな。
ですね。特に変わらないと思いますよ。
乳糖不耐症じゃなければWPCでOKです。
あとは多くのポジティブな研究結果の対象がホエイであることから
ソイの必要性はそこまで高くなさそうです。
ソイプロテインの味はホエイほど
美味しくないですしね。
味は美味しいの?
そう、ここ最近のホエイプロテインは
驚くべき進化を遂げているのです。
私が筋トレを始めた7年くらい前は
選択肢が今の1/5くらいと言っても
過言ではないほどプロテインを販売している
メーカーは限られていました。
美味しい物は当時も美味しく飲めていましたが
今ではフレーバーバリエーションも豊富になって
さらに美味しくなっている感じです。
メーカーも他社とあまりかぶらないように
試行錯誤してホエイの味と合うまたは
ホエイの味をかき消すことができる
味を世に出しているところは多いですね。
なんで甘いの?
基本的には人工甘味料を使用します。
無論人工甘味料の使用量は
国の規定にのっとり更にそれより少量です。
多い人でも1日3杯くらいしか飲まないので
ホエイプロテインでの人工甘味料の過剰摂取は
まず考えられないです。
人工甘味料等の添加物の考え方はコチラを参照。
ちなみに当ジムで取り扱っている
ULTORAプロテインは人工甘味料等は使用せず
天然甘味料ステビアを使用し、
マルトデキストリンを添加しその甘みで味付けされていて
よく考えられているなって感じで自然な甘みですね。
詳しくはコチラを参照。
海外製品ですとこの甘みが強すぎたりすることも多く
日本の製品も人工甘味料的な強い甘みを
感じて気持ち悪いって言う人も居ます。
国産?外国産?
日本国内で販売されているホエイプロテインに関してですが
「国産」という文字が表記されていても
成分上70~80%を占めるメインのホエイ自体
原材料生産国は海外の乳業国になります。
ニュージランドやオーストラリアが多いイメージです。
つまりパッケージングと味付けだけ国内で
ゆえに国内生産という表記が可能です。
国産=質が良い というのは誤りです。
原材料は外国、パッケージングその他が国内。
原材料の品質的にはあまり表に出る事はなく
安価なミルクからのモノもあるとかないとか・・
コーシャー認定のミルクを使う製品や
グラスフェド(餌 牧草)のものなど
原材料自体の品質の良さを謳う製品もあります。
これに関しては公に公表をしているところは
比較的珍しい方なので
極力有名なメーカーや品質管理を徹底している
工場で生産した物が望ましいですね。
付加価値がついている?
基本的に現在の日本国内の
ホエイプロテインの平均価格は1kg
だいたい3,000~3,500円前後であります。(私調べ)
フレーバー無しで3,000円切るイメージです。
3kg売りしているメーカーもあり
それらは1kgあたり2,000きったりします。
ホエイプロテインに関しては精製食品的な
ニュアンスを持っていると思っていますし
実際精製食品なのでサプリメント・・?って感じで
日常的に摂る食品という認識でOKだと思います。
そして前述の通りフレーバー様々この世に出てきていますが
それだけでは競合他社に勝てまいと
”余分”な栄養素を添加しているメーカーもあります。
要するにホエイ以外の付加価値を付けて
相乗的に値段を釣り上げているわけです。
たんぱく質の代謝に関わるビタミンB群やCは良いとして
L-カルニチンやHMBなどなど
ダイエットや筋肥大を促進する的な謳い文句で
販売されている製品もあります。
ホエイプロテインを飲むことの意義
を忘れてはいけませんね。
「タンパク質摂取」ですから
そんな付加価値不必要です。
美容目的でも?
タンパク質は細胞の構成材料であります。
筋肉だけでなく肌・爪・髪の毛などなどに
使われるわけで無ければ構成できないのです。
つまり美容目的で色々とビタミン類を
サプリメントで摂取していたとしても
構成材料であるタンパク質が無ければ
所謂美肌という物を得ることはできません。
例えるならば、大工は居るのに木材が無い
そんな状況であります。
という点に着目した賢いメーカーは
ホエイやソイの粉末にビタミン類を添加、
またはコラーゲン等とにかく突っ込み
付加価値をぐいぐいと挙げた製品を
販売する特にエステなどが目立ちます。
しかしながらそういう製品も
サプリメント単体で揃えた方が値段がかなり安い
ということも多々ありますし
アミノ酸やビタミンは比較的安価であり
配合量や抽出先など重要なファクターもあるので
素人目に判断付きづらいかと思いますので
私KONDOへ遠慮なく相談ください。
プロテイン、私必要?
食生活に起因しますので
一度食生活を聞いてみないと分かりません。
しかしながらパーソナルトレーナーとして
活動を続けてきて1日のタンパク質摂取量が
日頃から足りている人は少なかったです。
20人に1人程度じゃないでしょうか(私調べ)。
ほとんどの確率でスタートは必要とするでしょうが
我々パーソナルトレーナーの食事アドバイスを
すんなり従って実行に移している方は
タンパク質摂取量が比較的足りてくるので
その場合には必要ないかなと思います。
筋肥大においてはやはり吸収の速さや手軽さ、
タンパク質摂取頻度が高めになることを
考えると効率的ですのでお薦めします。
プロテインは魔法の粉じゃない
良くも悪くも単なる精製食品であり
魔法の粉ではありません。
故に飲んだところで痩せはしませんし、
飲んだだけでは筋肉はつきませんし
太ることもありません。
「肉や魚を食べてあなたは上記変化を得ていますか?」
いいえですよね。
サプリメントはあくまでも栄養補助食品であり、
文字通り食品でありますから薬じゃありません。
そしてあくまでも食生活でのリアルフードベースであり
これだけではいけません。
プロテインに興味のある方、
一度我々にご相談くださいませ~。