パワーベルトを腰痛予防用という愚か者!!

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、パワーベルトについての
解説を行っていきたいと思います。
パワーベルトの目的は?と聞かれて
腰痛予防腹圧を入れるもの
答えた人がいたら、浅慮な人です。
(直接的なものではなくそれは間接的なもの)
そんな人に意見を求めるのは
時間の無駄ですが
実際にパーソナルトレーナーの中にも
そのように答えてしまう者もいます。

パワーベルトの目的は?

パワーベルト本来の目的は
腹圧を抜けにくくする
正しい認識です。
抜けにくくするもの“で
抜けないもの“ではないです。
NSCAでは、脊柱を保護するものとして
解説をされていますが、腹圧が抜けなければ
脊柱への負荷を分散させるため、
保護ができるわけです。

なぜ勘違いする者がいるのか?

 それは単純に結果のみを見て
本質が見えていないからです。
“腰痛予防”も腹圧が抜けにくくなるから
結果として、腰への負荷が減るわけですし、
“腹圧を入れるもの”は、抜けにくくなり
入り続けるからそう錯覚しているだけです。
目的ではなく、結果としてそういった
効果があるだけです。
パワーベルトを付けても、腹圧を
高めなければ普通に脊柱に負荷がかかり、
腰が痛くなります。

とりあえず付けておけばいいはよくない?

腹圧が抜けにくくなれば、扱う重量が増えたり、
腰痛防止にもなり普段のトレーニングにおいても
メリットが目立ちますが、
デメリットも、もちろんあります

それは、ベルトレスでの腹圧を入れる
感覚が掴めない
ことです。
ベルトレスで腹圧を入れれる人は、
基本的には、疲労が溜まってきても
腹圧を入れ続けることができます。

ベルトレスで腹圧が入れれない人は

疲労が溜まるにつれて、腹圧が抜けていきます。


そうなれば、パワーベルトを付けていても
腰を痛める可能性があります。
実際にベルトレスでトレーニングをし続けているお客さんは
デッドリフトなどでも途中で腹圧が抜けることはないです。

まとめ

パワーベルトを使用せずとも、
ベルトレスで腹圧が抜けない状態を
キープできるのが理想です。
パワーベルトをしているから
腰を痛めないなど、過信しないように
本来の目的”腹圧を抜けにくくする”を
忘れないようにしていただきたいです。
余談ですが、私はレバーアクションベルトを
使用しています。
理由はパチンッとカッコいいから
付けています。それだけのためです。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。